シャンプーという技術にかける想い。

シャンプーとは

 

全ての技術の元であり

全ての技術に通ずる

ものである。

 

 

最初に習うから1番簡単なわけではない。

勘違いされがちだが

美容師の技術で簡単な順番に

習うものなんか何もない。

 

シャンプーに込められている

意味や技術。

これを考えたら簡単なんてとても言えない。

 

 

美容室の技術の中でも

1番頭を触る技術であり、

これだけ至近距離で触れ続ける事って

早々ない。

彼氏彼女でもまぁないくらいだ。

 

という事はそれだけ

気持ちが伝わってしまう技術なのである。

 

 

手から気持ちが伝わる技術。

美容師の技術全般に言える事で、

この時期はやれ

『邪気払い』

『年末だからスッキリしましょう』

と想いを語る美容師が急増しますが

(あ、俺もや)

 

気持ちを伝えれる仕事なのだ。

 

シャンプーはその代表格。

目の前のお客様を

心地よく

気持ちよく

リラックスさせ

またやって欲しいと思わせ、

もう二度とやってほしくないと思わせる。

 

 

シャンプーひとつで

お客様がいなくなる技術。

(いや全部そうだけども。)

 

 

下っ端だからとか

新人だからとか

アシスタントだからとか

そんなお手伝い感覚の技術ではないのだ。

 

 

そんな気持ちでやってたら

間違いなくバレる。

気持ちが伝わる技術なんだから。

 

 

 

シャンプー指名

近年あまり聞くことがない

シャンプー指名。

 

 

10年前はいかにシャンプー指名を貰えるか?

あのスタイリストの

あのお客様に

『シャンプーはホタニ君で』

と言われる為に四苦八苦。

 

それを言われた時の嬉しさ。

それこそ美容師人生初めての指名だ。

 

 

当たり前に仕事が楽しくなる。

毎日のシャンプーが勝負の連続。

作業として繰り返している奴には到底分からないだろう気持ち。

 

 

 

 

伏せられがちな話だが

特にこの年末年始の時期。

シャンプーが気持ちよかったからと

お年玉をくれるお客様も沢山いらっしゃった。

 

要はチップだ。

 

 

そもそもシャンプーカットのメニューで

しっかりお金を払って頂いてるのに、

わざわざ僕のポケットにお金を入れてくれる。

 

自分の技術が

お金という対価に変わった瞬間。

 

当たり前に嬉しい。

そりゃそうだ。

仕事してる以上お金を頂ける事は

嬉しいに決まってる。

 

金額の話ではない。

 

気持ちを込めたら

気持ちが返ってきた。

 

 

そのお客様の顔は今でも覚えている。

 

 

 

シャンプーを上手くやるには

いかにお客様の事を観察し

気持ちの良いポイントを探り当て

気遣いをして

ストレスひとつない時間を過ごしてもらう。

 

 

これは全ての技術に通じる事で

シャンプーが雑な人は全ての技術が雑だ。

 

 

そしてシャンプーをメインでやってる時が

一番色んな人の頭を触る。

色んな骨格

色んな髪質

これを知れる最大のチャンスなのだ。

 

あんだけ人の頭に触れるチャンスは

もう早々無いのだ。

 

全く無駄に出来ない時間である。

 

 

シャンプーって素晴らしい。

これひとつにとっても意味のある技術。

 

 

シャンプー練習をしにくる若者が多い今

改めてこの想いを伝えていこう。

 

 

追伸。

調子乗って低速化を受けた影響で画像が貼り付けられない人のブログ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください