意外と知らない!?自分の髪質って一体どれなんだい!?~髪が硬い人と柔らかい人~
恵比寿の美容室
leto / egerie prime の保谷です。
美容室に行く前に
髪型を調べていると出てくる
髪質のカテゴリー
これって皆さん自分がどこに当てはまるのか
あまり分からないんじゃないかなーと。
それが分かってるのかどうかで
美容師に話す悩みの仕方も変わってきますよね。
髪量
これは比較的分かりやすいですね
ご自分で髪を触って一番判断しやすい項目
分かりやすいのは
後頭部の耳後ろらへんに手を突っ込んで見ると分かりやすいかと
勘違いしやすいのは
『多いからボリュームが出る』ってのは
全員には当てはまりませんね。
髪一本一本が細い人
【細い】×【多い】
の場合は逆にボリューム出ずにぺたんとしてしまうので、
ふんわりするように量を調節してあげねばいけません。
髪質
柔らかい〜普通〜硬い
で判断しますが
(そもそも普通て基準が曖昧だな)
これは分かりづらい部分ですね。
毛のハリコシ感。
これは簡単に言うと
・キューティクルの厚さ
・髪の芯(コルテックスの密度)
これによるところです。
(なんじゃそりゃ!?)
2度目の登場の断面図さん。
海苔巻きに見立てると
のりがキューティクルで
米がコルテックスです。
毛が硬い人は
米がぎっちり詰まってて
海苔を3周くらい巻いてある
毛が柔らかい人は
米の量が少なくて
海苔が1周巻いてある
とするとイメージしやすいですかね。
これはいわゆる髪の強度に繋がる部分でもあり、簡単に言えば
硬い=強い
柔らかい=弱め
です。
そりゃ海苔が何周も巻かれていたら強いですよね。
こう言うと
『柔らかいとダメなんか!!』
ってクレームが来そうですが
そこは両者にデメリットとメリットがあるのが髪の毛。
硬さの判断
髪が長い人は
髪を一本、指やクシにぐるぐる2周くらい巻き付けてみよう!
それを離した時に
ビヨン!とすぐ元に戻れば硬い証拠!
タランとしてじわじわ元に戻るようなら柔らかい証!
美容師がパーマの時にやる軟化チェックですね!
それを踏まえて
【毛が硬い人】
【長所 】 毛がツヤツヤに見える
ダメージしにくい
クセの影響を受けづらい
【弱点】 巻いても形がつかない。すぐ取れる
パーマがかかりづらい
ヘアカラーで透明感が出しにくい
赤みが出やすい人が多い
『あの人の髪っていつもツヤツヤだよね』
なんて言われる髪質で羨ましがられますね。
ツヤが出やすいのは
キューティクル(のり)が頑丈に巻かれているので
表面にキレイに光が反射してツヤっと見えるのですね。
ただしかし
その防御力がゆえに
アイロンで巻いても取れやすい(形がつきにくい)
などのお悩みがあります。
その場合は
『パーマをかけてあげる事で髪を柔らかくし、
扱いやすく感じさせる』
といった解決法も。
(パーマもかかりずらいのですが)
ヘアカラーに関しては
赤いメラニンをお持ちの方が多く
明るくした時に赤みが目立ち
流行りのアッシュ系が出しづらいなんて事もあります。
(一概には言えませんよ)
具もしっかりしてるので光が通過せず反射するので
透明感が出しにくい。
なので保谷がやるとするならば
Wカラーで
一度明るくして赤みを薄めたところに濃厚アッシュをぶち込む!
手法を取ります。
この色味なんかもそうですね。
そうですつまり
髪質のいい所と弱い所をしっかり理解していれば
それぞれに対処法があり
それが美容師の腕の見せ所なわけです。
【毛が柔らかい人】
【長所】 クセ、動きがつきやすい
パーマもかかりやすい
透明感のカラー(アッシュ系)が出しやすい
【弱点】 癖の影響を受けやすい
ダメージしやすい(硬い人に比べたら)
カラーの退色が黄色くなりやすい
はい、硬い人と反対の性質ですねw
やはり巻いたりパーマかけたりと
髪の扱いやすさの幅が広いのは強みですね!
そしてみんな大好きアッシュ系が出しやすい。
これは元々持ってるメラニンが黄色いメラニンな人が多い為ですが
赤みが無い分出しやすく
しかしその分抜けやすさや
退色時の黄味を感じやすいですね。
抜けやすくて黄色くなるのが嫌!
って方には
見た目で髪の乾燥を抑える!ラベンダーカラーでツヤ出し!
こういうカラーもおススメです。
光を通す髪ってのは透明感があって
外人風とかやりやすいですね!
『カラーもパーマもやりやすくてめっちゃええやん!!』
と思われがちですが
その分防御力は低いので(のりが薄い分)
しっかりダメージケアを考えて行わないと
痛い目に合います。
今回はここまで
どうでしょう?
まだ髪の量と硬さの話だけですが
自分のタイプと
自分の髪の
得意不得意があるという事。
そこにやりたい髪型が適してるのかどうか?
こんな事を考えながら
カウンセリングしておりますので
ぜひ皆様も
事前に髪質を分かっておくと
相談がスムーズかもしれませんね。
という事で
後編へ続く。